このっ…ひとさらい!!

(佐々木さんがこう言って、曲に入るの大好きでした)

 

人聞きの悪い噺を一席。

 

第一弾の対バンお相手が発表され、12月14日(日)までオフィシャル先行受付中のa flood of circle 20周年記念ツアー"日本武道館への道"。

またの名を「お客さん分けて分けて・掴み取りツアー」(by佐々木さん)に寄せて。

 

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わたしがa flood of circleという雷に打たれたのは、対バンです。まんまと、攫われた。

 

当時通っていたバンドの主催対バンライブに、フラッドが呼ばれた。奈良美智さん関連で、ぼんやりと名前は知っていた。ライブ前日に予習で聞いてみる。

「孤独なんか内臓の一つじゃん」、おもしろい歌詞だと思った。声も曲も好み。MVを見た。ひとりでやけに寒そうだけど…それも含めてなんかいい。好きになれるかもしれない。

ライブが見られることにわくわくした。

 

あれは何週めだったろうか…

山手線で向かうことに、すこし慣れ始めたライブハウス。「今日も」きっといいものが見られるんだろうな。そうして最前列で開演を待つ。見慣れない、大きくて黒いボディのキラキラしたギターがセンターに置かれている。

 

定刻。当時はまだ存在していたと記憶しているSEが流れ、すらっとした黒ずくめの4人がステージに現れる。

 

「こわい」

 

と思った。

 

 

ステージ上の誰ひとり、にこにこしていない。

謎に走る緊張感。

なんだこれ。なにが起きるんだ。

 

マイクを握る佐々木亮介さんは言い放つ。

「ラスボスのお出ましだ。」

「覚悟しろ、      !」

 

リスペクトと、ヒリヒリの共存。相乗効果で焚き付け合う、2つのバンド。

そんな対バンを、わたしはこれまでに見たことがなかった。どちらのバンドも、わたしには心底かっこよかった。来て良かった。

この日のことを今振り返っても、嘘偽りなくそう言える。

 

馴染みの友人たちのお世話になり、気づけば翌日。

わたしは新宿のタワーレコードで、佐々木亮介さんの1時間(!?)弾き語りインストアイベントに参加していた。

お茶割りのことを「オールモスト・ティー」とごまかしていて、目から鱗っていうか、とにかく表現が斬新だった。おもしろい人だと思った。

 

なにより、こんなにエネルギッシュな弾き語りを初めて体験した。弾き語りって、しんみりしっとりするものだとばかり思っていたわたし。

かわいいハートのアコギをかき鳴らして歌いまくったかと思えば、「やな襟足ですよね

」と自身のヘアースタイルに言及する佐々木亮介さんのすべてが新鮮だった。

 

くわえて、翌週に行われたサイン会。これも謎の勢いで参加した。ライブ後のまとまらない頭のまま、とにもかくにも勢いに任せてツーマンの件を佐々木さんに伝えた。

 

すると、

彼はまたもやお茶割り片手に、「きっとこんな返事かな」なんてわたしのしょぼい予想を、軽やかに鮮やかに裏切った。もらった言葉の輝きは、今も褪せないままである。

 

この後もいろいろあった。でも割愛する。大団円とか美談とか、そういうのすきじゃない。そもそも、わたしなんかが語るのは野暮である。

 

ひとつ言うとしたら、どんなときだって、a flood of circleはかっこよかった。それだけだ。

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さて、

1月から始まる「お客さん分けて分けて・掴み取りツアー」。

穿った見方をすれば、お相手に客が攫われていく可能性もあるツアーだ。

そんなことはおそらく百も千も承知の上で、a flood of circleがお相手とどう対峙するのか、全20本のライブに興味がわいて仕方がない。

 

このブログと、エマさんのブログとを比較してみると、もちろん対バンのお相手はちがうけれど、表現とか受け取り方のちがいがおもしろいと思う。

 

a flood of circleって、ぶっちゃけ普通だったな…ってツーマンがないんです。だから、1月から始まるツアーも、どこも見逃せない。

 

わたしは、いつまでどこまでこの道を行けるかわからない。でも、行けるところまでフラッドと行ってみたい。

 

これは、本当の気持ちです。

 

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2026年5月6日に向けてAFOCの話をしよう(#AFOCアドカレ2025 )の10日目を担当しました。

 

https://adventar.org/calendars/12085

 

 

a flood of circle日本武道館公演

5月6日まで、あと147日。

 

☆武道館で聴きたい曲

「ひとさらい」